堂島浜2丁目計画は三井不動産レジデンシャル他数社が大阪駅付近に建設中のタワーマンションです。敷地北側に建設中のブリリアタワー堂島と同じく中層階にホテルを挟んでいます。当初はかなり凝ったデザインで注目されていましたが、現実的な案に直されましたが、棟屋は当初のデザイン案がほぼそのまま採用されました。それでもデザインはいいです。ただ大阪では資材費高騰に伴ってシンプルすぎてチープなデザインのタワマンが増えているので、東京のタワマンっぽい特徴的なデザインのタワマンは歓迎です。
概要
名称 未確定
住所 北区堂島浜2丁目4-1
高さ 161m
階数 40階建
用途 住宅、ホテル
総戸数 513戸(住宅)
室数 220室(ホテル)
構造 RC造
建設者 清水建設
建築主 三井不動産レジデンシャル
延床面積 約7.5万㎡
開業予定 2027年春(ホテル)
その他 分譲
立地
日本を代表する歓楽街である北新地の西の端であり、梅田の一角を形成している堂島エリアに位置しています。そしてリバービューになっています。ただ川の上を阪神高速が通っており、低層階の下の方は高速からかなり近くなります。
最寄駅
京阪渡辺橋駅徒歩3分
地下鉄西梅田駅徒歩6分
JR北新地駅徒歩6分
地下鉄淀屋橋駅徒歩10分
JR大阪駅徒歩11分
JR大阪駅から徒歩圏内なので交通の便がいいですね。
周辺施設
ドウチカ
中之島フェスティバルタワーwest
ルクア大阪
建物
大阪のタワマンにしてはめちゃくちゃ凝ったデザインですね。特に棟屋部分の曲線は斬新ですね。ブリリアタワー堂島といい、シエリアタワー中之島といい、大阪にもデザイン性の高いタワーマンションが増えてきましたね。デザインは関西で初めてホシノアーキテクツが担当しています。
パークタワー勝どきサウス
三井不動産×ホシノアーキテクツは東京では非常に定評があるため完成が楽しみです。
三井不動産では初めてのホテル一体型タワーマンションになります。大阪では、梅田ガーデンレジデンスやブリリアタワー堂島などがホテル一体型タワーマンションです。今回は中層階にホテルが入り、低層階と高層階でホテルを挟み込む形になります。おまけのような感じですが、大阪駅側に低層棟、堂島川側にANNEX棟があります。もしかしたら淀屋橋駅付近に建設中の三菱堂島ビルのようにリバーサイドが整備されるかもしれないですね。
高さ161m、総戸数513戸は大阪ではメガタワマンに分類されます。高さもありますが、幅も広いのでかなりの規模です。
ホテル
ホテルには三井不動産ホテルマネージメントが運営するホテルである、三井ガーデンホテルプレミアが入ります。平均で30㎡超の客室を提供し、部屋数は220室です。バー、レストラン、ラウンジ、テラス、フィットネスなどを設け、一部客室にはビューバスを設ける予定です。付近にはフォーシーズンズホテルや、カンデオホテルズ、リーガロイヤルホテル、コンラッドなどがありますが北新地や梅田に近いので観光需要もビジネス需要もあると思います。
ブランド
ブランドは三井不動産のタワーマンションブランドの一つであるパークタワーになります。個人的には東京で高評価なパークコートザタワーシリーズの大阪初進出を期待していましたが、叶わなかったようです。
パークタワーシリーズはパークコートシリーズ同様、非常にデザインセンスが良く、共用部もおしゃれで作り込まれたものが多いです。ただ部屋の仕様は近年の建築資材費高騰により若干コストカットされている印象です。
青山パークタワー
パークタワー勝どき
北浜ミッドタワー
共用部
1階
エントランスホール
コンシェルジュカウンター
2階
ラウンジ
ライブラリサロン
コミュニティホール
24階
スパ
その他
堂島川沿いのANNEX棟にも共用施設が設けられる予定です。まだ未確定ではないものの、おそらくスカイラウンジなども設けられるので、豪華ですね。
個人的にはスパが気になりますね。大阪ではプールや温泉付きのタワーマンションは少ないのでこれは期待したいです。競合のBrillia Tower堂島やグラングリーン大阪The North Residenceはスパがないのでここは注目すべき点です。
部屋
ラインナップは1LDKから3LDKで、天井高を高くとり、角住居にはダイレクトウィンドウ、中住居は開口部を大くし、全戸にトランクルームを設置する予定です。
値段
計画発表当初、坪単価400台中盤を予想していましたが、ここ数ヶ月の新築情報を見た感じ、平均坪単価700万円程度になると思います。(少し高すぎるような気もしますが)
梅田、中之島は再開発と後発の新築タワマンが多いため、ここ数年はどんどん価格が値上がりしています。先日近くで新築定借タワーマンションであるシエリアタワー中之島の1期販売が一瞬で完売してしまったことやグラングリーンなどを鑑みると、これぐらいかなと思います。
個人的な予想ですが、低層階の1LDKは坪単価500台中盤からの販売で、高層階(ホテルより上のフロア)になると坪単価800台の部屋がゴロゴロでてくるダイナミックな値付けになると予想します。
まとめ
高い交通利便性
ホテル一体型再開発
メガタワマンらしい豪華な共用部
部屋のグレードも高め
高いデザイン性
参考文献
再都市化さん
Re-urbanization -再都市化- | 大阪・近畿圏を中心に日本全国の超高層ビルや再開発をレポートするブログ。鉄道ネタ、ITガジェット系やホテル宿泊ネタなどもご紹介。