大阪ひびきの街ザサンクタスタワーはに2015年に西区新町1丁目にオリックス不動産他数社によって建てられたタワーマンションです。(2023年5月現在)大阪市内では高さ5番、規模は2番というメガタワマンです。
概要
名称 大阪ひびき街ザサンクタスタワー
住所 西区新町1丁目14-21
高さ 189m
戸数 874戸
階数 53階建 地下1階建
築年月 2015年1月
構造 鉄筋コンクリート造
制振 デュアルフレームシステム
建設者 大林組
建築主 オリックス不動産
京阪電鉄不動産
アーバネックス
管理会社 大京アステージ
建築面積 2669.12㎡
延床面積 99731.33㎡
その他 分譲
立地
新町のタワマン郡(高いのが大阪ひびき街ザサンクタスタワー)
西区新町1丁目に位置しています。近年堀江と共にファミリーに人気のエリアとなっています。そのパイオニアが大阪ひびき街ザサンクタスタワーです。心斎橋や、本町に近くて静かで落ち着いた雰囲気が評価されています。
最寄駅
地下鉄四ツ橋駅徒歩6分
地下鉄西大橋駅が徒歩5分
建物
大阪のタワマンで高さは(2023年現在)5番目、規模は2番目、2022年の中古成約数は市内3位となっています。大阪を代表するメガタワマンです。延床面積は約10万㎡で、この規模のマンションは東京と大阪にしかありません。西区では飛び抜けて大きなビルなので、難波駅付近からでもその姿を見ることができます。投資家や仲介業者からはデザイン性は普通だと言われますが、西側のデザインに関しては大阪っぽくなくて個人的にかなり好みです。
計画から実現
大阪ひびき街ザサンクタスタワーはオリックス劇場との一体再開発となっています。現オリックス劇場は大阪厚生年金会館として1968年にオープンしました。当初の計画では現オリックス劇場を取り壊し、高さ220mのツインタワーの計画だったらしいです。ただ住民の反対により、現オリックス劇場は存続し、高さは220mから189mに縮小しましたが、建築面積を増やしたため、延床面積はほぼ変わらない容積率1700%の奇跡と呼ばれるメガタワマンができました。そして名称は一般公募によって決められました。
耐震性
大阪ひびきの街ザサンクタスタワーはデュアルフレームシステム(以下DFS)を採用しています。DFSとは芯柱と制振装置を多用することで、地震の力を3分の1にする構造です。芯柱に関しては立体駐車場になります。これは大林組独自の構造です。DFSはシティタワー大阪天満リバー&パークスを皮切りに採用され始めましたが、施工費が高額なため。高級タワマンかメガタワマンにしか採用されませんでした。現在大阪市内ではDFS付きのタワマンは9棟しかないため、希少性は高いです。
ブランド
ブランドはオリックス不動産のブランドのサンクタスになります。オリックス不動産は10年ほど前まではかなりマンションを作っていたのですが、新築マンション事業からは事実上撤退しています。なので管理会社が大京系の会社になっているのはそれが原因かもしれません。
クロスタワー大阪ベイ(2006年)
サンクタスタワー心斎橋ミラノグランデ(2006年)
共用部
メガタワマンなので豪華です。2015年築なので近年のメガタワマンのような目を引くようなものはないですが、かなりいい設備が多いです。
1階
エントランス
流行りのエスカレーター、いいですね。
サブエントランス
ペットルーム
ペットを預けられます。ペットがいるとどうしても光熱費が高くなってしまうのでいいですね。
2階
ロビー
昼は明るい雰囲気、夜はおしゃれな雰囲気を楽しめます。
ラウンジ
キッズルーム
ファミリー層の入居が多いので需要がありそうです。
30階
ゲストルーム
3部屋あります。さすがメガタワマン。
スタディルーム
スカイラウンジ
広い!雰囲気が梅田ガーデンレジデンスに似ていますね。
部屋
世間的には家に来客を入れることが減っているため、リビングイン住居が多いです。
1LDK
西向き46平米です。収納が少なめですね。価格約5100万円
西向き53平米です。この広さだと最近では2LDKで発売されますがゆったりしていますね。価格約6400万円
南向き70平米です。最近では70平米を超えると3LDKの部屋として作られることが多いのでやはりゆったりしています。最近流行りの縦長リビングと、リビングイン住居ですね。リビングイン住居を嫌う方が一定層いらっしゃいますが個人的にリビングイン住居はいいと思います。価格約8000万円
北向き65平米です。これも先ほどと同じようなイメージですね。ちょっと納戸がデカすぎとる思いますが…。価格約7000万円
3LDK
東向き72平米です。最近の新築のような間取りですね。3LDKとしては珍しいリビングイン住居です。この部屋は他の部屋よりも坪単価は安めでした。価格約7200万円
南向き113平米です。収納が多くて洋室の形も綺麗ですね。価格約1億7000万円
価格
新築時はアベノミクスの金融政策はそこまで進んでおらず、大阪でのメガタワマンの注目度もそこまで高くなかったため、坪単価187万円(平米単価57万円)というかなり安い値段で分譲されました。競合高額物件であるプレミストタワー大阪新町ローレルコートができたり、徒歩圏内にJR西本町駅の設置が決定したりと不動産価格の上昇と周辺環境の変化で一気に値上がりし、2023年4月の平均価格は坪単価387万円(平米単価119万円)という脅威の暴落率206%を叩き出し大阪でもトップレベルの暴落率と話題になりました。
投資
今後のJR西本町駅やIR、マンションのスペックなどを考えると資産性が高い物件だと思います。利回りは4.3〜4.6%ほどです。近隣のプレミストタワー大阪新町ローレルコートと比べると価格は同じぐらいですが、利回りは低いです。南側は公園なので今後の資産性を意識するのなら手堅く南向きを買うのがおすすめです。
プレミストタワー大阪新町ローレルコート
プレミストタワー大阪新町ローレルコートは後日記事にしたいと思います。
まとめ
大阪を代表するメガタワマン
メガタワマンらしい豪華な共用部
資産性、耐震性の高い物件
今後も成長が期待されるエリアに位置する物件
劇場一体再開発!
南側は公園
貴重なDFS物件
参考文献
再都市化さん
ザ・サンクタスタワー 15.01 | Re-urbanization -再都市化-
大京公式サイト
大阪ひびきの街 ザ・サンクタスタワー|大京穴吹不動産(公式)