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大阪の新築マンション、たまに中古マンションを分析、解説している高校生です。

シティタワー大阪本町

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シティタワー大阪本町は住友不動産中央区備後町に建設され、現在新築発売中のタワーマンションです。このマンションは1社のみの単独マンション事業では大阪史上最大です。

概要

名称   シティタワー大阪本町

住所   中央区備後町2丁目30

高さ   165m

総戸数  854戸

階数   48階建、地下1階建

構造   鉄筋コンクリート造、一部SRC造

     免震

建設者  清水建設

建築主  住友不動産

建築面積 3700㎡

延床面積 88600㎡

その他  分譲 2021年11月完成済み 新築発売 中 中古取引例有 

立地

本町のオフィス街の中に位置しており、梅田、難波、大阪城にも近いというまさに大阪のど真ん中に位置しています。本町エリアは最近では新築タワマンが多いため、飲食店やスーパーもひと通り揃っています。

建物

梅田ガーデンレジデンス/ラトゥール梅田やシティタワー梅田東と同じく黒のラインを強調したデザインとなっています。個人的にはシティタワー西梅田のような真っ黒なガラス張りのデザインが好きですが、資材費高騰のためいかついデザインにはできないのだと思います。

最寄駅

地下鉄本町駅徒歩5分

地下鉄堺筋本町駅徒歩3分

耐震性

シティタワー大阪本町は免震を採用しています。免震とは地下に設置したゴムで建物を支え、地震を軽減する構造です。耐震よりも耐震性は高く、制振より建物内の安全性が高いです。ただ免震はランニングコストが高く他の構造に比べて、維持費や管理費が高くつく傾向にあります。

ブランド

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シティタワー大阪

ブランドは住友不動産タワーマンションブランドであるシティタワーになります。シティタワーの特徴として外観が黒いです。黒いタワマンがあれば大体シティタワーです。ここ15年くらいはブレずに黒いタワマンを作り続けています。(シティタワー神戸三宮のような例外もあります)大阪市内のタワマンの供給数は18棟で近鉄不動産に次ぐ2番目です。

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シティタワー麻布十番

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DEUX TOURS CANAL & SPA

中身に関しては、間取りは基本的に作りがよく、使いやすい印象です。共用部は豪華なイメージですが、最近のシティタワー(The Cross City Towerなど)を見てると絞られがちと感じます。ただシティタワー大阪は大阪のシティタワーの歴史15年を全て賭けたフラッグシップタワーとなっているので。気合いの入り方が他の物件と違います。

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梅田ガーデンレジデンス/ラトゥール梅田(2022年)

共用部

共用部に関してはローレルタワー堺筋本町の方が上ですが、メガタワマンなのでかなり豪華です。

エントランス

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エスカレーターもあり、高級感が出ています。

2階

ロビー

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梅田ガーデンレジデンスに似た、余裕を持ったロビー

ラウンジ

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フィットネスルーム

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47階

シティタワー大阪本町にはブリリアタワー堂島やブランズタワー大阪本町などにも採用され、増加傾向にある最上階の共用部があります。

スカイラウンジ

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コーヒーを飲みながら眺望を楽しめます。

スカイアトリウム

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最上階の中庭にあるテラスですね。スカイアトリウムはシティタワー梅田東にも採用されましたが梅田東よりは広くて開放感があります。

パーティルーム

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本町エリアでは高いビルなので眺望はすごいでしょうねー。

販売

シティタワー大阪本町は2021年11月に竣工しており、2年もの間新築販売を行なっています。これは住友不動産の新築マンションの販売体系が関係しています。住友不動産は作った物件を数年ほどかけてゆっくり販売している会社です。そして後につれて値段を上げて販売します。竣工から1年以上経っていますが、売れ残っているわけではなく、意図的に販売しています。そして最近、当マンションの中古物件が初めて成約されました。場合によっては中古物件を検討してみるのもいいかもしれません。

部屋

シティタワーらしく外部に柱を置くことで間取りの自由度を高めた仕組みになっています。どこのシティタワーも間取りがよく、当たり外れがないので大阪ではシティタワーはひとつの権力になっていますね笑笑

またリビングにfix窓が付いていることが多いですね。これもシティタワーらしいです。

付近に高い建物が建っていることから、部屋によっては眺望の悪い部屋があるので注意が必要です。

1LDK

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 2LDK

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3LDK

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販売された当初はかなり安かったですが今ではかなり値上がりしてしまいました。

価格(新築)

販売が開始されたのが2019年頃ということで当初は坪単価300万円を切る部屋があったらしいですが、住友不動産の販売後期になるにつれて値上げしていく販売体系と大阪の不動産価格の上昇により値上げが進んでいます。値段は基本的には坪単価約400万円(平米単価約120万円)前後となっています。ただ70平米を超えると供給数が少なくなるため価格が乗せられ坪単価500万円を超えてきます。

中古

中古の販売価格は坪単価約442万円(平米単価約135万円)です。70平米以上になると極端に部屋が少なくなるため価格が乗せられ坪単価約610万円(平米単価約185万円)になります。新築より中古の方が高くなっています。元々は新築はプレミアム価格で中古よりも高くなる傾向だったのですが、近年の不動産価格の上昇と新築と中古の宣伝力の差で中古の方が高くなっています。正直バカ高い!大阪でもトップクラスに高い値段で発売されています。

リビングが狭いのでリビングインの部屋のドアや壁を取っ払ってリビングを広げているオーナーさんが多いみたいです。

投資

シティタワー大阪本町の暴落率は130%、利回りは3.6%となっています。暴落率は不動産価格の上昇がそのまま出ている感じですね。基本的にシティタワーのほぼ全てが大阪ではかなり資産性が高い物件となっており、長期にわたって人気が出やすいので実需も家賃収入、投資どれもいけると思います。

競合

競合はローレルタワー堺筋本町とブランズタワー大阪本町です。

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ブランズタワー大阪本町

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ローレルタワー堺筋本町

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この間までローレルタワー堺筋本町が圧倒的に安かったのですが近鉄不動産が大幅値上げという暴挙に出たため値段がトントンになりました。

ローレルタワー堺筋本町は当ブログで解説しておりますのでぜひ下のリンクからお読みください

参考文献

公式サイト

【公式】シティタワー大阪本町|大阪本町のマンション|住友不動産

芝塾タワマン不動産さん

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